心穏やかになる子育て応援ブログ

日々の想いや感じることについて

日常生活を普通に送ることが出来る幸せを忘れません

今年は新型コロナの影響により、新学期から休校となっていましたが、6月からようやく、分散登校という形からですが学校が始まりました。(地域により違いますか?)

5年前から、中学1年生に「命を考える学習」という授業の1コマとして、私は『体験を通して感じるいのち・赤ちゃんとの触れ合い』というテーマで体験したり、お話しています。赤ちゃん人形を使用して抱っこしたり、おむつや洋服を替えたり、実際に赤ちゃんに来校してもらい、赤ちゃんと遊んだり、お母さまに育児のお話を聞いたり、わたしは、普段産後の赤ちゃんのお宅に訪問をしていて気が付いたことなどお話しています。今は兄弟が少なかったり、親戚の子どもがあまりいなかったり、身近に赤ちゃんと触れ合う機会があまりないので、中学1年生でこのような体験をするのは将来のお役に立てるのではないかと信じつつ授業を行っています。

先日、担当の養護教諭の先生から連絡があり、今年度の計画が決まりましたー!と連絡がありました。今年は、赤ちゃんの来校はなくなったが、それ以外は予定通りやりますとのこと。子どもたちが1番喜ぶのが赤ちゃんとの触れ合いなので残念ですが、3密の危険性があるので仕方がありません。

いつもより、授業の予定が1か月くらい遅くなりましたが、少しずつ日常生活が戻ってくることを強く願います。

 

中学1年生・・・・

私の誕生日は11月15日。

1977年11月15日に新潟に住んでいた中学1年生の女の子が、中学校から帰宅しないまま、現在も行方がわかっていません。11月15日は必ずそのニュースを聞きますし自分の誕生日、それに私とその女の子が年齢が近いこともありずっと気にかけてきました。

月日が流れ、その女の子のご両親が実に穏やかに、誠実に語り続けるお姿をテレビで拝見することが多くなり「早く早く日本に帰ってきて」と願うことしかできなく・・・・

2004年に一機の飛行機が羽田空港に着陸し、大勢の人が泣いて抱き合ったり、笑顔の人がたくさんいる中に、あの女の子のお父様が映っていました。泣きながら、カメラを持ち写真を何枚を撮られていました。

お父様が写していたのは、女の子ではありません。その時に帰国された方がたです。

そのお姿を見た時に、「絶対に今度はお父様の笑顔が見られるはず。私の目標はこのお父様が女の子に再開した時の笑顔を見ること」と思いながら、私に何も出来るはずはありませんが、本当にそうなることを願っていました。

先日ニュースで、お父様が87歳でお亡くなりになったということをニュースで知りました。

悔しく悲しく残念でなりません。

 

今年に入り、新型コロナウイルスの影響で、日本中、世界中が日常生活を今まで通り送られなくなっています。当たり前の日常生活が送られる、学校に行ける、人に会える、親に会える、旅行に行くなど・・・どれだけ幸せなことなのか。

子どもと一緒にこの困難を乗り越えていくことが出来ることに感謝しなければいけませんね。

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